1月のおすすめの星座は「おひつじ座」と「おうし座」です。
「おひつじ座」は黄道12星座の一つであり、秋の終わり頃から冬の中頃に見られる星座です。この時期には西南の天頂付近に見ることができます。2等星が1個で他はすべて3等星以下の星から構成されています。北にはさんかく座、南にはくじら座がありますが目立つ星は限られており、おひつじ座の位置の見当はやや難しいです。おうし座の西隣を探すことでも位置の見当をつけることができます。おひつじ座は黄道12星座の第1番目の星座です。春分点が、約2000年前にはおひつじ座にあったことによります。
おひつじ座は、ギリシャ神話に登場する黄金の毛を持つヒツジがもとになっています。このヒツジはヘルメスが大神ゼウスから預けられていたもので、黄金の毛を持ち、空を飛び、人の言葉を話すことができました。
テッサリア王アタマスには前妃の精霊ネペレーとの間に息子プリクソスと娘のヘレがいました。二人は現在の妃イノーに疎まれ、プリクソスが生贄にされそうになったので、黄金のヒツジに二人を載せて遠くに逃がしました。このヒツジがもとになっています。
続きと詳細は星座盤の説明書を参考にしてください。
「おうし座」は黄道12星座の一つです。主に冬の期間に見ることができます。この時期にはほぼ天頂近くの南の空にあります。東隣にふたご座、北東方向にはぎょしゃ座、南東方向にはオリオン座、南東の下方にはおおいぬ座があり、これらの各星座の1等星を結んで「冬のダイアモンド」を形づくっています。この星座にはプレアデス(M45)とヒヤデスという明るい散開星団があります。プレアデスは、和名では「すばる(昴)」と言われます。ヒヤデス星団は「おうしの顔」を形づくっています。
ギリシャ神話によると、エウロパはフェニキア王アゲノールの娘でその美しさは稀にみるものでした。天上の神々にまで知られていました。ある春の日にエウロパは侍女たちと野原で遊んでいました。その様子を天上から見た大神ゼウスは美しいエウロパに魅せられ、すぐに大きな白い牡牛に姿を変えて野原に現れました。そしてエウロパをさらって遠くの地に連れて行ってしまいます。このゼウスが姿を変えた牛の形が、冬の夜空に輝く「おうし座」として描かれています。またこの時たどり着いた大陸がエウロパの名前から、「ヨーロッパ大陸」と呼ばれるようになったと伝えられています。
続きと詳細は星座盤の説明書を参照してください。
[和久田俊一氏製作 天体位置推算・描画ソフトウェア EphSky により表示しています] 場所は浜松市です
「星座盤うっちウォッチン・おひつじ座」(赤色枠)
「星座盤うっちウォッチン・おうし座」(緑色枠)
星座と星座絵を重ねています。
詳しい説明書はホームページの
「製品情報」ー「星座の分類」ー「四季の星座」ー「おひつじ座」
ー「おうし座」
を参照してください。