星の美しい天竜から · 09日 4月 2024
秋葉ダムの桜景色
昨日までの好天と打って変わり、今朝は強い雨と風で大荒れの天候です。満開の桜の花も一気に吹き飛ばされ、これからは葉桜の季節になっていきます。先週、久しぶりに秋葉ダム周辺のソメイヨシノを眺めに行ってきました。ダムではちょうど放水が行われ、やさしい花の景色に包まれて、ダムの力強さが引き立っていました。「秋葉ダム 千本桜」と言われるだけあって、ダムを境に、川の両側には約1000本のソメイヨシノが植えられています。満開の時期は息をのむほど見事です。この世の春を謳歌するひとときでした。
星の美しい天竜から · 29日 3月 2024
あこがれの書斎
先日、所用で東京に出かけた際、思い切って練馬区にある「牧野富太郎記念庭園」に立ち寄ってみました。牧野は独学で植物学を極め、「日本の植物学の父」と呼ばれるまでになった人物です。昨年、NHKで放送された朝ドラの『らんまん』で、主人公・槙野万太郎のモデルとして描かれました。日本初の植物図鑑を作ったことに、私はたいへん興味を引かれていました。学生時代(50年程前)になけなしの小遣いでこの図鑑の学生版を買いました。いまでも手元にあります。記念庭園の「書屋展示室」は質素な建物でした。狭い書斎で絵を描いたり論文や著書を執筆したり・・・。隣の少し広い部屋を書庫として使っていました。大量の本や資料に囲まれた座り机で作業に明け暮れていた雰囲気が漂い、伝わってきます。自分の研究以外には金銭を使わない暮らしぶりでした。羨ましいかぎり。
星の美しい天竜から · 12日 3月 2024
花桃の季節
寒い日が続いたり急に暖かい日が訪れたり、気温の変化に振り回される時期です。今年も我が家の花桃が見頃を迎えました。鮮やかなピンクの花を眺めていると、世の中の憂きことも、つかの間忘れられます。「道の駅 天竜相津 花桃の里」の花桃トンネルは今が最盛期。別天地の景観です。
星の美しい天竜から · 21日 2月 2024
天文クラブ例会に参加(2)
2024年2月18日(日)にHSHC例会 「冬の陣」が開催されました。今回の出席者は11人、最近になく盛況でした。太陽や月の写真、星野写真、星景写真、流星写真、彗星写真などの発表がありました。また近年驚くほど進化した望遠鏡やネットワークカメラの紹介のほか、望遠鏡用ツールの自作品などの紹介もありました。昨年の夏話題になった「西村彗星」について、前回の例会で取り上げられましたが、1591年に記録されているものと同じ彗星ではないかという件です。古文書記述と精密軌道計算の結果がほぼ一致しているので、学会誌に投稿することが検討されています。「浜松星を見る会」主催の星空観望会開催予定のポスターの紹介がありました。私は恒星の掩蔽観測に成果がなく、近況報告のみでした。
星の美しい天竜から · 14日 2月 2024
足元にも春が
このところのポカポカ陽気に誘われてか、我が家の畑にフキノトウが顔を覗かせました。 真冬の寒さに震える時期になると「早く暖かくなってほしいなあ」と、毎年わずかな春の気配を探し始めます。梅の花が咲き、花桃の蕾が少しずつふくらみ、うっすら伸びてきた草の間にはフキノトウが・・・。和え物、天ぷらなど春のご馳走が楽しみです。
星の美しい天竜から · 30日 1月 2024
干し柿が出来ました
昨年の暮れに軒下に吊るした渋柿が食べ頃になりました。明るいだいだい色の柿の実が、赤みを帯びたあめ色に。冷たい風と冬の日差しにさらされて、今年は甘さも歯ごたえも十分楽しめる干し柿が完成しました。
星の美しい天竜から · 11日 1月 2024
初詣
新年になると決まって訪れたくなる場所の一つが、秋葉山本宮秋葉神社 上社です。標高866m、火防の神として信仰され、「秋葉の火まつり」は全国的に知られています。 真冬の、引き締まるような冷気のなか、四百数十段の石段をゆっくり上ります。境内には幸福の鳥居と金の茅の輪があり、快晴ならば空の青色によく映えて華やかです。茅の輪をくぐりながら疫病退散を祈念します。本殿を参拝した後は、遠くに広がる浜松市街地や遠州灘を望み、清々しい 気持ちで下山します。
星の美しい天竜から · 06日 1月 2024
明けましておめでとうございます
新しい年が明るく穏やかな一年になりますように・・・と願いながら、恒例の門松としめ縄を作りました。材料集めは楽しいものですが、形にするのは簡単ではありません。今年は正月そうそう、自然災害や大きな事故に見舞われるなど、落ち着かない幕開けとなりました。これから続く日々が少しずつ良い方向に向かうよう祈ります。本年もよろしくお願いします。
星の美しい天竜から · 19日 12月 2023
ミュージアムコンサート
秋野不矩美術館(浜松市天竜区)で、先日、音楽を楽しみながら絵を鑑賞できる催しがありました。 小高い丘の上に建てられたユニークなデザインの美術館です。中に入ると、大理石の床と漆喰壁の真っ白な空間で展示物を見ることができます。 絵画に囲まれた展示室で、今回は❝ライアー❞という竪琴を6名の奏者が演奏しました。クリスマスの季節を迎え、それにふさわしい曲を、透明感のある美しい音色で静かに奏でます。 特別なひとときでした。
星の美しい天竜から · 18日 12月 2023
平野美術館へ
『和モダンの世界ー近代の輸出工芸ー』と題した展覧会に足を運びました。 会場の平野美術館(浜松市中区)はこぢんまりしていますが、館内はとても落ち着いた雰囲気でゆっくり鑑賞できます。 展示物は主に、明治から昭和の時代にかけてヨーロッパなどに輸出するために制作された工芸品でした。寄木細工、青貝細工などを施した調度品、有田焼や薩摩焼、駿河漆器ほか 外国人の生活様式や好みを意識したモダンなデザインです。当時の日本の職人たちの技術の高さに目をみはりました。

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